単体露出計
投稿者:MARK12さん

単体露出計の件です。

反射光測光式であるカメラのTTL露出計の補助として使う場合は、
入射光式の単体露出計がいいでしょうね。

F4などのマルチパターン測光のカメラがあれば、入射光式の単体
露出計は必ずしも必要ないかもしれません。でもポートレイトや花など
を主体にした近景撮影では、露出補正とかをあまりやる必要がないので
あれば便利と思います(被写体の色や反射率に関係なく一発で露出決定
が決めやすいです)。
F5のようなRGB測光機能を持ったカメラなら完全AEまかせで、
ほとんどの場合大丈夫だと思います(リバーサルフィルム撮影でも)。
あと心理的な効果として、単体露出計を携帯しているという安心感と
カッコつけがあるかもしれません。

単体露出計を購入するなら、フラッシュ光測定機能付がいいでしょうね。
手持ちストロボの発光量(G/N)のチェックにも使えます。
あとはアタッチメントなしで、入射光/反射光式がワンタッチで切り替え
られた方が良いか、反射光式のズームスポットメーター機能も欲しいか、
なども大きさと価格等の兼ね合いで選択できます。

製品としては、国産のミノルタかセコニックの露出計がポピュラーですが、
フラッシュメーターにポラリスとかいうブランドのものが売っていますね。
入射光/反射光のワンタッチ切替付で上記2社のものより安価です。

また、マニア向け?としてはドイツのゴッセンというメーカーが露出計の
世界では老舗で有名です。ルナシックスとかプロフィシックスなどの名で
呼ばれるシリーズが、昔はプロの定番露出計でした。今もこのシリーズの
現代版が売っています。月や太陽の絵文字が入った指針式のアナログメータ
式は独特の世界を醸し出しています。
デジタル表示式なら国産のものが良い?と思いますが、アナログ式が好き
で所有満足感まで求めるならゴッセンのアナログ式は魅力的です。
但し、価格は安くありません。普及AFカメラ1台分位すると思います。

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