銀塩写真はしぶとく生き残る
投稿者:MARK12さん

山際さん>
>ローライの露出計と受光部パネル、ディフュザーの箱入り新品・・・
ネットオークションを活用していますね。
複眼のような集光レンズが並んだガラス部が受光パネルで、ディフューザーはその下に
でも入れるのでしょうか? 
ローライの二眼で受光部に白いカバーが付いたものを見かけますが、あれは単に露出計
が付いていないもののブランク・カバーでしょうか。
未使用品セットとのことですが、セレン光電池が劣化していないといいですね。

うえのさん>
CFレンズは前枠の径が太く、フードも大きいので80mmでも迫力がありますね。
ハッセル用レンズも現行のCFEやCFi、CBレンズに切り替わってしまうと、
今まではそれほど好きではなかったCFレンズの外観が良く見えてきました。
今では903SWCのビオゴンCF38mm位しか残っていませんね。
望遠のCF500mmとかズームのバリオゴンCF140〜280mmなどのちょ
っと特殊なレンズはありますが。

スノーマンさん>
デジカメの撮像素子は、まだまだ小さい面積に何百万画素とか詰め込んでいますので、
レンズの解像力とか一段と厳しい要求になりますね。
それにイメージセンサに入射する光りの角度が重要ですね。銀塩フィルムなら薄いフ
ィルムベースに塗られた3層とかの乳剤層を通過する光りさえあれば、さほど問題な
く感光してくれますが、デジカメではセンサー表面の集光レンズや色フィルターの下
にあるフォトダイオードに光りがちゃんと当たらないといけません。入射角がなるべ
く平行に近い方がいいわけです。テレセントリック性などと呼ばれますが、デジカメ
特有の制約があります。
ですから対称系に近いビオゴンタイプなどのレンズはフィルム面にレンズ後部が近く
入射角はかなり大きくなりますのでデジカメには適用できないと思います。
今はデジカメSLRのセンサーサイズがAPSサイズ位ですから、35mm判用の
レンズの画像中心付近のおいしいところを使っていますね。
でも35mm判フルサイズのCMOSやCCDが普及してくると、やはりデジカメで
使用することを前提に設計されたレンズでないと満足な描写性能が得られなくなるこ
とも考えられます。

銀塩フィルムの決定的なアドバンテージは感光部が多層で立体的であることと、入射
光角度にさほど依存しないことでしょうか。
フィルム自体が撮像素子であり、記録媒体を兼ねていますから、どんなに古いカメラ
でも新しい高性能のフィルムに替えれば描写性能が一段と向上しますね。
また当分は中判サイズのイメージセンサーはコスト的にも無理がありますから、かな
り先のことになるでしょう。
35mm判がデジカメ主流になれば、中判や大判の銀塩写真は益々存在意義が出てく
るものと思います。
自家処理も可能で自己表現にも向いている銀塩ベースの白黒写真は逆に勢いが復活す
るかもしれません。最近、富士フイルムがバライタ印画紙を復活させたようですね。


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