ブロニカS2、ECの魅力
投稿者:MARK12さん

山際さん、こんばんは。

やはりゼンザブロニカのSシリーズが目にとまりましたか。
昔、中判をやった人で、ブロニカS2や後継機のECシリーズを使った人も
多いのではないかと思います。

現在、ブロニカのメカシャッターのS2や電子制御シャッターになったEC
とこれらに使えるレンズ群(ニッコール、ゼンザノンが主でカールツアイス
・イエナ製標準レンズなんて珍品もあります)は、比較的数多く出回ってお
り、値段も手頃です(ニッコール75mm付標準セットで4〜6万)。
交換レンズもニッコールの40/4、50/2.8、200/4やゼンザノ
ンの150/3.5などの常用レンズなら中古コーナーでよく見かけます。
値段も3〜5万位が中心だったと思います。
ブロニカのフォーカル機はクイックリターン・ミラー式でしたので、シャッ
ターを切った時の音やショックが大きいこと(ペンタ67と勝負できそう)
を除けば、ハッセルなどより使い易くなかなか進歩的なカメラでした。

レンズの着脱はダブルバヨネット方式で、ボディの大マウントに付けたヘリ
コイドリング付の小マウントに200mmまでのレンズを装着する方式です
ね。300mm〜1200mmの望遠系レンズ(ニッコール)は、大バヨネ
ットに直接取り付ける方式です。

これらのフォーカル機のブロニカは、接写や専用以外のレンズを使うときに
便利で、接写用のアクセサリーも豊富でした。
アオリ機能付のベローズアタッチメント2型などは一緒に欲しいアクセサリ
−ですね。

ブロニカ最後のフォーカルプレン一眼レフとなったTTL−AE機能付の
EC−TLIIが売られている頃は、国産では唯一の66一眼レフでした。
あとは二眼のヤシカマット124Gしか有りませんでしたね。
その後、ブロニカは645判のETR発売後はレンズシャッター機に転向
しますが、ブロニカSQで再び66判を復活させて現在に至っています。

最初のブロニカD(今やお宝もの)からだったと思いますが、SやECシリ
ーズの外装は18−8ステンレス鋼でした。S2やECシリーズの黒モデル
は塗装でなく、黒クロームの光沢メッキです。

外装の材質は大変立派なものでしたが、貼ってあるレザーが良くないのか、
あるいは接着剤とのマッチングが良くないのかレザーが収縮したり、縁が
剥がれたものも多いですね。この傾向はその後の機種でも続きます。
まぁ、ブロニカだけではありませんが...。
レザーに関してニコンやハッセルは、極めて経年変化に強い感じがします。
30年以上経っても、見ばえがあまり変わりません。皮革のシボが細か過
ぎることもなく、汚れが付きにくく、付着しても簡単に落とせます。

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